歯槽膿漏 歯科 治療

歯槽膿漏の薬、ジスロマック、ファンギゾンシロップ

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ジスロマック(アジスロマイシン)は1日1回2錠、3日間の服用で歯槽膿漏の嫌気性菌に対して、強い抗菌力を発揮する抗生物質です。ファゴザイトデリバリーという特殊な性質により、感染局所に非常に大量に集結し、より強く、長期的(7日〜14日)に抗菌力を発揮します。副作用が非常に少ない抗生物質であることも、特徴の一つです。

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ファンギゾンシロップ(アムホテリシンBシロップ)は、元々は歯槽膿漏の薬ではなく、体内の消化管にカンジダ菌(真菌)が増殖したときに使う薬です。ただ消化管からはほとんど吸収されないので、全身的な真菌感染症には効果がありません。(歯槽膿漏の薬として使用するのには、その方が都合が良いのです。)
歯槽膿漏の薬として使用する場合には、通常の歯磨きの後、ファンギゾンシロップを直接口にいれ、その状態で歯ブラシなどで口の中に満遍なくファンギゾンシロップを行き渡らせます。30分間うがいをしないで、そのままにした後、ファンギゾンシロップを飲み込みます。(飲み込まなくても大丈夫ですが、飲み込んだほうが、より効果的です。)
効果は歯槽膿漏の程度により個人差がありますが、大体1週間で歯茎に違いが出てきます。また事前に歯科医院で歯垢や歯石を取っておいたほうが、より効果的です。

歯槽膿漏の薬の治療例(38歳男性)

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歯槽膿漏による前歯の歯茎の腫れと全体的な歯の揺れを主訴としていらした方です。診査の結果、お口全体で歯周病が進んで、ほとんどの歯が揺れていました。今まで応急処置を繰り返していましたので、前歯は接着剤で応急的に止められていて、奥歯は腫れるたびに麻酔をして膿を出し、化膿止めを飲んでやり過ごしていたそうです。もちろん硬いものは全く噛めず、やわらかい食べ物でも、ほぼ飲み込んでいるような状態でしたので、胃腸の状態が悪くなっていました。

歯槽膿漏の進行具合が全体的なので、歯槽膿漏の原因は歯槽膿漏の菌となんらかの遺伝的な要因がある可能性もありました。

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歯槽膿漏の治療後の写真です。一本ずつの歯を支えている歯槽骨の量が少なくて歯が揺れている部分を補うため、すべての歯を ブリッジタイプの差し歯でつないで固定しています。残念ながら、上顎14本のうち、2本は歯槽膿漏の状態がかなり進んでいて抜歯になりましたが、他の12本は抜かないで残せました。歯槽膿漏の菌が原因の可能性がありましたので、全体の治療に加えて、歯槽膿漏の薬も併用しました。全体的に歯槽膿漏の処置も行ったので、歯槽膿漏だった歯茎も健康になり出血もなくなりました。歯がしっかりしましたので、硬い食べ物も食べられるようになり、胃腸の調子も良くなりました。